2014年3月現在のハードディスクの話

ハードディスク関係がややこしいので軽くまとめ。 

GPTとNTFS

3TB以上のHDDを使用する場合は、GPT(GUIDパーティションテーブル)でフォーマットする。

  • WindowsXPでは、原則として 3TB以上のHDDは使えない。
  • 32bit版のOSでも 2TBまでの領域しか扱うことができない。

 例外:

  • WindowsXPは 64bit版でもダメ。
  • ドライブメーカーなどが出しているユーティリティを使って認識させることはできる。

3TB以上GPTのHDDを起動ドライブに使う場合、マザーボートが「UEFI」(ユニファイド・エクステンシブル・ファームウェア・インターフェース)に対応している必要がある。

 

AFTと非AFT 

AFT(アドバンスド・フォーマット・テクノロジー)

2011年頃から本格的に出回っている。 AFTかそうでないかは容量に関係しないので、型番や店頭表示で見分ける必要がある。 

  • 4Kセクタ問題とも言われ、わりと重大。
  • WindowsVista SP1、Windows7 SP1以降はAFTに対応している。
    WIndowsXPは対応していない。
  • ピュアAFTのHDDは WIndowsXPでは使えない。(Windowsが起動できない)

 現在 売っているHDDは AFTでも互換モード(のようなもの)がついてるのでXPでも使えている。

(但し リカバリーできない、Windows Updateができない、読み書き速度が出ない:本来のパフォーマンスが出せない なんてことも)

  • 既に 非AFTなHDDの製造は終了しているという話もある。
  • WindowsXPのサポート終了で互換モードなしのピュアAFTなHDDが出てきそう。
    XPを今後も使い続ける場合、流通在庫に残っている非AFTのHDDを確保しておく必要がある。
  • Windowsはまだ分かりやすいが、unux系の場合 ディストリビューション、バージョン、フォーマット などによって対応がまちまちなので要注意。
     

最大容量

  • 現在の最大容量は6TB。HGST製。ヘリウムガス充填で7プラッタも入っている。ちょっと高い。故障時にクリーンルームで開封ってことはできないだろうな。。。
  • 密度を上げる方式では東芝製で5TBがある。5プラッタ、1枚1TBで分かりやすい。

接続方法 

  • パラレルATA(PATA)
     2013年度末でWD、Seagateとも製造終了。使うなら在庫確保しておいた方が良い。

  • シリアルATA(SATA)
     現在の主流。マザーボード上では 6Gbpsポートと 3Gbpsポートで色分けしてある。

  • Serial Attached SCSISAS
     サーバー用途では主流。10000回転とか15000回転とか普通にある。高い。

  • PCI Express(PCIe)
    グラボ拡張カードなどを刺す あのPCI Expressスロット。
    高速化が著しいSSDにて転送速度を稼ぐために使う製品が出ている。サーバー用途で普及しつつある。
    今後、シェアを伸ばしそう。